“ヒラ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ひら
語句割合
30.8%
15.4%
平等7.7%
比等7.7%
7.7%
7.7%
7.7%
比良7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が生れた鹿児島のヒラの馬場の屋敷というのは、明治十年鹿児島にわたって十七年間も住っていた父母が、自ら設計して建てた家なので、九年母くねんぼ朱欒ザボン、枇杷
朱欒の花のさく頃 (新字新仮名) / 杉田久女(著)
一点ノ桜桃絳唇コウシンヒラ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南風ハエ平等ヒラには首里殿内シユンドンチ、真和志の平等ヒラには真壁殿内マカンドンチニシ平等ヒラには儀保殿内ギボドンチなる巫女の住宅なる社殿を据ゑて、三つの台地に集めた、三山豪族たちの信仰の中心にしてあつた。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其三巫女の代理とも言ふべきものを、首里三平等ヒラ(台地)に置いた。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
比等ヒラの殿内の下には、間切マキリ々々(今、村)、村々(今、字)のキミ並びに、のろたちが附属してゐる。のろは敬称してのろくもいと言ふ。くもいは雲上と宛て字する。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三平ミヒラ大阿母ウフアムしられの殿内ドンチ即、南風ハエヒラには首里殿内シユンドンチ、真和志の比等ヒラには真壁殿内マカンドンチニシ比等ヒラには儀保殿内ギボドンチなる巫女の住宅なる社殿を据ゑ、神々のおとほしとして祀つてある。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
道のべの草をヒラきて 豆を蒔く児等よ。はげまね。汝が父のため
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
然ルニ近日、コノ「選択集センジャクシュウ」ヲ披閲ヒエツスルニ、悲嘆甚ダ深シ。名ヲ聞キシ初メハ、聖人ノ妙釈ミョウシャクライサントヨロコビ、巻ヲヒラクノ今ハ恨ム、念仏ゾ真宗ヲドクセシコトヲ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高原をヒラいて、間引マビいたマバらな木原コハラの上には、もう沢山の羽虫が出て、のぼつたりサガつたりして居る。たつた一羽のウグヒスが、よほど前から一処を移らずに、鳴き続けてゐるのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
中年者は安倍地伯チハクといって、津右衛門の寡婦千代の実弟。その連れの若い男は地伯の妻比良ヒラの弟で和具須曾麻呂ワグスソマロという者であった。
築造チクザウルハ都下トカ繁昌ハンジヤウシテ人民ジンミン知識チシキヒラ所以ユエン器械キカイナリ
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)