“ひらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飛来40.0%
25.0%
平井10.0%
10.0%
飛來10.0%
悲雷5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからの数日というもの、恐ろしい毒矢が矢つぎばやに、これでもかこれでもかと、ふたりの身辺に飛来ひらいした。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
衣食さえ出来れば大願成就とおもって居た処に、またはからずも王政維新、いよ/\日本国をひらいて本当の開国となったのは難有ありがたい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
明くる日はかごかきの人足まで皆村方から出て来て、その外お供が非常に多かった。三島明神みょうじんの一の鳥居前から、右に入って、市ヶ谷いちがや中原なかはら中島なかしま大場だいばと過ぎ、平井ひらいの里で昼食ちゅうじき
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
此より山中奥の院は十八丁ありといふ故不行ゆかずして駅へ帰りければ撫院已に駅長の家に来れり。一里半関が原の駅にいたる。駅長の家に神祖陣営の図ををさむ。駅長図をひらい行行ゆく/\委細にとけり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
海岸かいがんのくろまつのはやしは、さういふすな飛來ひらいふせぎとめる役目やくめをもするのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
遠く悲雷ひらいの響あり
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)