“さば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サバ
語句割合
捌64.1%
鯖13.3%
裁12.3%
審3.1%
審判1.5%
判1.0%
青魚0.5%
佐波0.5%
処弁0.5%
鞫0.3%
佐羽0.3%
剖0.3%
披0.3%
拆0.3%
拵0.3%
生飯0.3%
疏0.3%
義0.3%
裂0.3%
青鯖0.3%
鯖魚0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴨は猟ごとに二万羽ちかく捕れる、少ない年でも一万羽を下らないし、名物として知られているため、高い値段で捌(さば)くことができた。
若き日の摂津守 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
鯖(さば)の背のような海洋を長く区切る半島線の一端に、白壁、石垣、やぐらなどの、末森城の影を、指呼(しこ)する距離に、望み得るであろう。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
村長は税を割り当て、各人に正当な負担を負わせ、無報酬で争いを裁(さば)き、無料で遺産を分配し、無費用で判決を下しています。
おかみさんは氣まりの惡いやうな、又一面には迅速に審(さば)いた手際をほこるやうな樣子で、三田のところへ挨拶に來た。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
〔Diligite iustitiam, etc.〕地を審判(さば)く者等よ、正義を愛せよ(『經外典』智慧一・一)
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
青魚(さば)の未醤煮(みそに)が下宿の夕飯の膳についたため永遠に相見ることの出来なくなった勉強家の医科大学生と可憐な高利貸の妾との果敢ない恋物語にしてその傷いた一羽の雁は果して何を
上野界隈 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
周防佐波(さば)郡柚野(ゆの)村大字柚木(ゆのき)字ホド野
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
唯さへおもしろからぬ此頃余計な魔がさして下らぬ心労(づか)ひを、馬鹿〻〻しき清吉めが挙動(ふるまひ)のために為ねばならぬ苦〻しさに益〻心平穏(おだやか)ならねど、処弁(さば)く道の処弁かで済むべき訳も無ければ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
恐るべき審判(さばき)の日に於て矜恤(あわれみ)ある者は矜恤を以て鞫(さば)かるべしとの事である。
基督教会が其伝道に由て「諸の人」に神の救を示すべしとは望んで益なき事である、而かも神は福音を以て人を鞫(さば)き給うに方(あたり)て、一度は真(まこと)の福音を之に示さずしては之を鞫き給わないのである
正「佐羽(さば)さんに誘われて慾張り旁々(かた/″\)桐生へ往(ゆ)きましたが、一昨日(おとゝい)帰って松新で聞きますと、花魁が御病気で山谷のお寮に在(いら)っしゃるという事ですから、早速お見舞いに出ましたので」
細い、霜を立てたように、お冬が胸に合せた両掌(りょうて)を、絹を裂くばかり肩ぐるみ、つかみ伸(の)しに左右へ剖(さば)いた。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その中にはイガ栗坊主の親爺もいるし、一尺ばかり髪を残して後ろの方に披(さば)いていた偽毛唐によく似た奴もあった。彼等は皆同じような仏頂面で目を怒らして阿Qを見た。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
よつて之を總べて談ずれば蕩々浩々たる一氣であるが、之を拆(さば)いて語れば、方處性相名目差別無き能はずである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「(金子だ、金子だ。)ッてのッけから、器用に拵(さば)いておくんなすったで、こりゃ、もし。」
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
禅寺(ぜんでら)では食事のとき、施餓鬼(せがき)のため飯を一箸(はし)ずつ鉢(はち)からわきへ取除(とりの)けておく。これを生飯(さば)と言うが、臨川寺ではこの生飯を川へ捨てる習慣になっていました。
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
これでは到底諸家の創作を疏(さば)き切ることは不可能である。困ったことと云わざるを得ない。
日本探偵小説界寸評 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(2) 義(さば)きする勿れ。
トルストイ伯 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「さてさて情を知らぬ奴! 屈竟(くっきょう)の武士が賊どもに捕虜(とりこ)にされて、尚おめおめ生きているものと思いおるか! 捕えられた時は死ぬ時じゃ! 腹かっ裂(さば)いて死ぬ時じゃ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
起上って沖を見た時、青鯖(さば)色の水を切って走る朱の三角帆の鮮やかさが、私の目をハッキリと醒(さ)めさせた。その帆掛独木舟(カヌー)は、今ちょうど外海から堡礁(リーフ)の裂目にさしかかったところだった。
または狸のごとく好(このん)で日光を避け、古木の下或は陰鬱たる岩石の間に小穴を穿(うが)ち、生れて、生んで、死する、動物あり、されども人は水産上国家の大富源なる鰊(にしん)、鱈(たら)、鯖魚(さば)のごとく
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)