“施餓鬼”の読み方と例文
読み方割合
せがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
難船の施餓鬼せがきと、不浄のはらいとに用いようということになり、そこで直ちに、明日は施餓鬼と祓浄はらいきよめとの触れが廻ると、皆々
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
下手の遠景に三上山がそれかと思うほど淡く影を現している。舞台下手にちょっぽり枯田のあぜが現れ、小さい石地蔵、施餓鬼せがきの塔婆など立っている。
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
昔ほど普遍的ではないようだけれど、葬式には施餓鬼せがきということが行われた。つまり弔問客にとむらい菓子とか、菓子の代金だけの切手を配るのである。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)