“川施餓鬼”の読み方と例文
読み方割合
かわせがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、よろしゅうございます。では、これは隅田川すみだがわ川施餓鬼かわせがきのある時に川へ流すことに致しましょう。焼いて棄てるは勿体ない。
両国橋の脇から舟に乗っていったが、明日は回向院えこういん川施餓鬼かわせがきがあるそうで、たて川筋はどこでも精霊舟しょうろうぶねを作るのに賑わっていた。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
旦那だんな此方こっちだよ。……へい、それは流れ灌頂ではござりましねえ。昨日きのう盂蘭盆うらぼん川施餓鬼かわせがきがござりましたでや。」
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)