“せがき”の漢字の書き方と例文
語句割合
施餓鬼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
探し歩いたが見当らず、施餓鬼せがきから裏の大きな蓮池はすいけをめぐり、石のり橋を渡って来ると、こんどはほんとにお坊ッちゃんが、オシッコだと言い出した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女はどうしても本家の姉の代理として、毎年行われる上本町のお寺の施餓鬼せがきへ行かなければならなかった。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
満月どののために仰山ぎょうさん施餓鬼せがきをなされまして、御自身も頭を丸めて法体ほったいとなり、法名を友月ゆうげつと名乗り、朝から晩までかねをたたいて京洛の町中を念仏してまわり
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)