“青魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さば50.0%
せいぎょ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一本のくぎから大事件が生ずるように、青魚さばの煮肴が上条の夕食のせんのぼったために、岡田とお玉とは永遠に相見ることを得ずにしまった。そればかりでは無い。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
青魚さば未醤煮みそにが下宿の夕飯の膳についたため永遠に相見ることの出来なくなった勉強家の医科大学生と可憐な高利貸の妾との果敢ない恋物語にしてその傷いた一羽の雁は果して何を
上野界隈 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
私は風雨の時に、西湖に来た※蛇うわばみです、青魚せいぎょといっしょになっておりましたところで、許宣を見て心が動いたので、こんなことになりました。それでも、かつて物の命を
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
西湖に来た蠎蛇うわばみです、青魚せいぎょといっしょになっておりましたところで、許宣を見て心が動いたので、こんなことになりました、それでも、かつて物の命をそこのうたことがございませんから
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)