“せいぎょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
制御38.9%
制馭38.9%
征御11.1%
青魚11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一郎に狂人制御せいぎょ用袖無しシャツを着せ、足枷あしかせを加えて七号室に監禁する一方、被害者シノ以下四名の男女患者に応急の手当をほどこしたが
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お銀様は放逸に、山を出て来たもののようだが、彼女は米友から制馭せいぎょさるべき地位にある女ではない。かえって、米友が統制を受くべきほどの略と権とを持った女だ。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
火山行動の最も敏活な、降水量の最も豊富なる島国でないと、見ることのできない奇抜な地形であり、これを征御せいぎょして村を興し家を立てたのもまた一つのわが社会の特長であった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
西湖に来た蠎蛇うわばみです、青魚せいぎょといっしょになっておりましたところで、許宣を見て心が動いたので、こんなことになりました、それでも、かつて物の命をそこのうたことがございませんから
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)