“さばき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
審判40.6%
18.8%
裁判18.8%
処分6.3%
裁断3.1%
3.1%
3.1%
裁斷3.1%
裁決3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は基督教に所謂審判さばきにも似た恐ろしいことを、平氣で、面白半分に、時としてはいい氣になつてやつて來た自分を深く恥ぢた。
三太郎の日記 第二 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
根岸肥前守ねぎしひぜんのかみなどいうはいずれも御名奉行と云われた方で、申し続きましたお筆のおさばきは依田豊州ほうしゅう公から曲淵甲州公へ御引続おんひきつぎになりました一件で
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
えるされむに住む靴匠くつしょうでござったが、当日は御主おんあるじがぴらと殿どの裁判さばきを受けられるとすぐに、一家のものどもを戸口とぐちへ呼び集めて、勿体もったいなくも、御主の御悩みを、笑い興じながら
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
此処へ出しておくんなさらなけりゃア、わしイハア、お前さんがたをたゞア置かねえぞ、首でも引んねじっておさめえて、本当に原町の警察署へしょぴいてッて、私イハア屹度それだけの処分さばき
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
高きヂュウスの命を受け、さばき行ふアカイアの
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
と役人は、さばきをするときの姿勢に坐つていつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
稱する事世の人の知る所にして天一坊越後傳吉村井長庵又は小間物屋彦兵衞の皮剥かはむき獄門ごくもん煙草屋喜八其他種々樣々の裁斷さばき有しが茲に説出ときいだ後藤半四郎ごとうはんしらうと云者はもと土民の子なれども生質うまれつき正直しやうぢきにして能五常を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
明智家の家人けにんになったことには、複雑な内容があり、旧主と光秀とのあいだに生じた葛藤かっとうを、信長のまえにまで持ち出して、裁決さばきを仰いだような、紛争もあったりした。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)