“皮剥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわはぎ50.0%
かわは21.4%
かははぎ7.1%
かはゝぎ7.1%
かわむ7.1%
7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち神尾主膳がこの部落のうちで皮剥かわはぎの上手を二人雇うて、犬の皮を剥がせようとしたところが、やり損じて犬を逃がしてしまった。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大王の幼時からの師傅しふたるナブ・アヘ・エリバでなかったら、恐らく、生きながらの皮剥かわはぎに処せられたであろう。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ずんぐりむっくりとふとったのが、日和下駄で突立つったって、いけずなせがれが、三徳用大根皮剥かわはぎ
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
むやみに売りに行けば、それから足が付く虞れがあるので、平吉は浅草あたりの皮剥かわはぎ屋へ牽いて行って、捨て値に売ってしまいました。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
男の子は、腥い手で私の衿を数えた。数え終ると、皮剥かわはぎと云う魚を指差して、「これも、えっとやろか」と云った。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
人は何時いつの世にも、大岡裁きを喜ぶものである、子争いに始まって、石地蔵をお白洲しらすに引出す興味、三方一両損の論理、皮剥かわはぎ獄門のトリックは、何時になっても変らない興味である。
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
明治になつてからでさへ、松平某の皮剥かははぎ事件があつたくらゐですから、舊幕時代は追剥と辻斬りの本場といつてもいゝところだつたのです。
皮剥かはゝぎの苦痛、一枚一枚皮を剥れて行くやうな苦痛、かう言つてゐる。
小説新論 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
「きれいな顔をしておつに済ましたようなことを云ったって、人間ひと皮剥かわむけばみんなけだものさ、色と欲のほかになんにもありゃしない、お互いが隙を狙って相手の物をくすねようと血眼ちまなこになっているんだ、ばかばかしい、けだものならけだものらしくするがいい、おてえさいを作ったって見え透いてるよ」
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
覇王樹は土地の人新芽を皮剥きて咀嚼す。