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皮剥
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かわはぎ
ふりがな文庫
“
皮剥
(
かわはぎ
)” の例文
すなわち神尾主膳がこの部落のうちで
皮剥
(
かわはぎ
)
の上手を二人雇うて、犬の皮を剥がせようとしたところが、やり損じて犬を逃がしてしまった。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
大王の幼時からの
師傅
(
しふ
)
たるナブ・アヘ・エリバでなかったら、恐らく、生きながらの
皮剥
(
かわはぎ
)
に処せられたであろう。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
松平某の
皮剥
(
かわはぎ
)
事件があったくらいですから、旧幕時代は追剥と辻斬りの本場といってもいいところだったのです。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
小母
(
おば
)
さん、買ってくんねえ、
小父的
(
おじき
)
買いねえな。千六本に、おなますに、
皮剥
(
かわはぎ
)
と一所に出来らあ。内が製造元だから安いんだぜ。
大小
(
でいしょう
)
あらあ。
大
(
でい
)
が五銭で小が三銭だ。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さア、死ぬか——待ってみるか? 何を? 助かるのを? 死ぬのを? 敵が来て
傷
(
て
)
を負ったおれの足の
皮剥
(
かわはぎ
)
に懸るを待ってみるのか? それよりも
寧
(
いっ
)
そ我手で
一思
(
ひとおもい
)
に……
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
▼ もっと見る
「逸子、済まないが、仲通りの伊豆庄を起して、
鮟鱇
(
あんこう
)
の肝か、もし
皮剥
(
かわはぎ
)
の肝が取ってあるようだったら、その肝を貰って来て
呉
(
く
)
れ、先生が欲しいといえばきっと、呉れるから——」
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
たいがいは
皮剥
(
かわはぎ
)
。
料理メモ
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
日和下駄で
突立
(
つった
)
って、いけずな
忰
(
せがれ
)
が、三徳用大根
皮剥
(
かわはぎ
)
、というのを
喚
(
わめ
)
く。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“皮剥(カワハギ)”の解説
カワハギ(皮剥、鮍、英名:Thread-sail filefish、学名:Stephanolepis cirrhifer)は、フグ目カワハギ科に分類される魚。丈夫な皮に覆われた海水魚で、美味な食用魚でもある。
(出典:Wikipedia)
皮
常用漢字
小3
部首:⽪
5画
剥
部首:⼑
10画
“皮”で始まる語句
皮
皮膚
皮肉
皮革
皮切
皮相
皮嚢
皮癬
皮肌
皮衣