“一思”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとおも69.0%
ひとおもい24.1%
ひとおもひ6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私は持病が起るとこれを飲むと骨節の痛むのがとまる。これは病院にいる人がくれた毒薬じゃ。これを飲めば一思ひとおもいに楽になるからそうなさい。」
老婆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一思ひとおもいに死だと思わせて置きたいな。そうでもない偶然ひょっとおれが三日も四日も藻掻もがいていたと知れたら……
軽薄でなければいつはり、詐でなければ利慾、愛相あいその尽きた世の中です。それほど可厭いやな世の中なら、何為なぜ一思ひとおもひに死んで了はんか、と或は御不審かも知れん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)