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一思
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ひとおもひ
ふりがな文庫
“
一思
(
ひとおもひ
)” の例文
軽薄でなければ
詐
(
いつはり
)
、詐でなければ利慾、
愛相
(
あいそ
)
の尽きた世の中です。それほど
可厭
(
いや
)
な世の中なら、
何為
(
なぜ
)
一思
(
ひとおもひ
)
に死んで了はんか、と或は御不審かも知れん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
男は殊更に鷹揚な態度を示して、かうは云ふものの、深い
憤
(
いきどほり
)
を包むに苦しさうな顔付をすることが常であつた。
一思
(
ひとおもひ
)
にこんなやくざ女を蹴とばしてしまはうといきりたつこともあつた。
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
貴方の手に掛つて死にたいのですから、後生だから
一思
(
ひとおもひ
)
に殺して下さい!
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
“一思”で始まる語句
一思案
一思庵