“皮嚢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かはぶくろ60.0%
かわぶくろ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、新しい皮嚢かはぶくろに、依然、老酒が満ちて来てゐた。でも、見るから古めかしい物よりも、新しい題材や、技巧は目に付く。
蔀の隙間から、壁際までは二間半、槍の長さも二間半、——人間の身體はしゆを盛つた皮嚢かはぶくろのやうなもので、突けば間髮を
銭形平次捕物控:282 密室 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
諸仏菩薩もお許しあれ、生雲塔の頂上てっぺんより直ちに飛んで身を捨てん、投ぐる五尺の皮嚢かわぶくろやぶれて醜かるべきも、きたなきものを盛ってはおらず、あわれ男児おとこ醇粋いっぽんぎ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
壁際かべぎわまでは二間半、槍の長さも二間半、——人間の身体はしゅを盛った皮嚢かわぶくろのようなもので、突けば間髪をれずに血が流れる、お駒はとこの向う側で突かれて、此方こっちころがって来たのでないことは
銭形平次捕物控:282 密室 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)