“師傅”の読み方と例文
読み方割合
しふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らを歓迎するむねを述べてくれた老中牧野備後こそかつては皇帝の師傅しふであり現に最も皇帝の信任を受けつつある人と信じたという。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
大王の幼時からの師傅しふたるナブ・アヘ・エリバでなかったら、恐らく、生きながらの皮剥かわはぎに処せられたであろう。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
張昭と周瑜のふたりは、どうか師傅しふの心をもって、孫権を教えてください。そのほかの諸臣も、心をあわせて、呉主を扶け、かならず国を失わぬように励ましてもれ。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)