“かわは”の漢字の書き方と例文
語句割合
皮剥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むやみに売りに行けば、それから足が付く虞れがあるので、平吉は浅草あたりの皮剥かわはぎ屋へ牽いて行って、捨て値に売ってしまいました。殺して太鼓の皮に張るのです。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
人は何時いつの世にも、大岡裁きを喜ぶものである、子争いに始まって、石地蔵をお白洲しらすに引出す興味、三方一両損の論理、皮剥かわはぎ獄門のトリックは、何時になっても変らない興味である。
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
数え終ると、皮剥かわはぎと云う魚を指差して、「これも、えっとやろか」と云った。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)