「聖くまことなる心、無極の意と相繋がる意、世の雑染を離れて神に達するの眼、是等の三要素を兼有する詩人文客の詞句を聴くは楽しむ可きかな。」 とは英人某がトルストイ伯を崇めたる賛辞なり。露国が思想の発達に於て欧洲諸隣国に後れたる事、既に久し。其 …
著者 | 北村透谷 |
ジャンル | 文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > ロシア・ソヴィエト文学 |
初出 | 「平和 二號」平和社(日本平和會)、1892(明治25)年5月18日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約7分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約11分(300文字/分) |