ヒラ)” の例文
岩木川は其本流西方よりし、南より来るヒラ川及び東より来る浅瀬石アサセイシ川と弘前市の北にて会合し、正北に流れ、十三潟に注ぎて後、海に入る。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
私が生れた鹿児島のヒラの馬場の屋敷というのは、明治十年鹿児島にわたって十七年間も住っていた父母が、自ら設計して建てた家なので、九年母くねんぼ朱欒ザボン、枇杷
朱欒の花のさく頃 (新字新仮名) / 杉田久女(著)
三平ミヒラ大阿母ウフアムしられの殿内ドンチ即、南風ハエヒラには首里殿内シユンドンチ、真和志の比等ヒラには真壁殿内マカンドンチニシ比等ヒラには儀保殿内ギボドンチなる巫女の住宅なる社殿を据ゑ、神々のおとほしとして祀つてある。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それから御膳を頂いて(ホラおヒラにパンなんかのっているようなお膳)