“北平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほくへい36.4%
ペーピン36.4%
きたへい9.1%
きたゞいら9.1%
ペイピン9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに燕王の北平ほくへいを発するに当り、道衍これをこうに送り、ひざまずいてひそかもうしていわく、臣願わくは託する所有らんと。王何ぞと問う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
西比利亜シベリアの形勢を他所よそに益々美しく大きくなっておられたが、セミヨノフ将軍が蹉跌さてつして巨大な国際的ルンペンとなり、ホルワット将軍が金をめて北平ペーピンに隠遁したあとは
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「久無病脚訪江干。勝事索然奈老残。何料花園四時富。佳詩写得与余看。」当時百花園は尚開発者菊塢きくうの時代であつた。菊塢は北平きたへいと呼ばれて陸奥国のうまれであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
梓川あずさがわちゅう川に沿うて、野麦街道から奈川渡なかわどに出て、そこから、大野川に行って、山にかゝり、降りる時は、飛騨側の北平きたゞいらの雪渓を渡って、平湯鉱山から平湯に出て
北平ペイピン胡同フートンの石塀から表の街路に枝を出して、ここにもかしこにもといったように、夾竹桃が派手に咲いている。鮮やかな装いをした姑娘クーニャンが胸を張って通り過ぎる。