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北平
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ペーピン
ふりがな文庫
“
北平
(
ペーピン
)” の例文
西比利亜
(
シベリア
)
の形勢を
他所
(
よそ
)
に益々美しく大きくなっておられたが、セミヨノフ将軍が
蹉跌
(
さてつ
)
して巨大な国際的ルンペンとなり、ホルワット将軍が金を
蓄
(
た
)
めて
北平
(
ペーピン
)
に隠遁したあとは
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
北平
(
ペーピン
)
の陸軍刑務所を振出しにして、南京の中央刑務所、仏印のパクセ俘虜収禁所、昭南の第一拘禁所、泰緬鉄道建設で俘虜大量虐殺の問題を起している有名なタンピサヤ収容所
ノア
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
馬占山
(
ばせんざん
)
が
北平
(
ペーピン
)
の軍司令官になった。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
北は
北平
(
ペーピン
)
から南はジャワまで、占領地の俘虜収容所を旅客機でいそがしく見て歩いていたので、頭のなかで時間と空間がうまく折れ合わず、朝の眼覚めなど、いま自分がどこにいるのだったか
ノア
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
王君からの電話に依ると君は目下
北平
(
ペーピン
)
でヨボヨボしている白系露人の頭領、ホルワット将軍の秘書役だったが、日本の田中内閣が潰れてから、同将軍を支持する国が無くなったので見切りを付けて
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
北
常用漢字
小2
部首:⼔
5画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“北平”で始まる語句
北平府
北平都指揮
北平左布政使