“あく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アク
語句割合
55.6%
灰汁11.9%
9.6%
8.4%
7.2%
2.2%
1.4%
1.0%
0.4%
0.2%
0.2%
吹呿0.2%
0.2%
悪業0.2%
悪汁0.2%
0.2%
灰水0.2%
灰汗0.2%
苦汁0.2%
邪悪0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのる朝の事。元五郎親爺は素裸体に、鉈をしっかりと掴んだままの死体になって、鎮守さまのうしろの井戸から引き上げられた。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
型の如くゆでて灰汁を抜き、酢醤油で食う。これが実に無味の味で、味覚の器官を最高度にまで働かせねば止まないのである。
海にふぐ山にわらび (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
伜幸吉には何の罪も無之、までも成瀬屋をむは此冠兵衞に候。その證據として近々一家をに仕る可く隨分要心堅固に被遊可く候 頓首
る日爺はその事を村の者に話した。するとも今晩は見届てやると村の若者は爺の家に集って、寝ずにその頃となるのを待っていた。
北の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「これはの火の神アーリマンの術ではなくて、の火の神オルムーズドの煙だから、役に立たない不用な物しか煙にはなせないのだ」
手品師 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ては彼の胸の血潮をき立たせるようにした幾多の愛読書が、さながらびをする静物のように、一ぱいに塵埃の溜った書棚の中に並んでいた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
腹だけが大きくふくれて、眼のギョロッとした子供が、炉の中のを手づかみにして、口へ持って行っていた。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
中の余技としてしむ僕達棋戰でさへ負けてはしからず、手をしたりみの不足でみをしたりした時など
「あア、ですか」と篠田の軽く首肯くを、老女は黙つて穴のばかりに見つめたり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
がれわたる窓近く小鳥轉じてまぎれむと
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
幾たびかがれかはる
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
窶然き姿にてお前に致せ母にせよ私しの家へ來られては内外の手前も面目なし此以後共に格別の御用もなきに御出は御無用とまで惡口吐散しむるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
にめざめ、りに吹呿
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
彼のしげに格子をるを待ちて、紳士は優然と内にらんとせしが、土間の一面に充満たる履物を立つべき地さへあらざるにへるを、彼はさず勤篤下立ちて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これはこれ悪業栄光、 かぎすます北斎の雪。
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「見えたって、服が蕨の悪汁で真黒になりますよ。」
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)
かくて南郡、襄陽、荊州の三城は、血もみずに、孔明の一に帰してしまったものである。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
粒のまま灰水の中に永く浸しておいて渋を抜くのをマルザワシ、一方最初から粉にしてさわすのが粉ざわしである。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「やたらに、仕事がしよい晩だと思って、気がげてきて仕方がない。——どうも馬春堂、おめえは少し、悪党にしちゃ半端でいけねえ。もう少し苦汁が抜けて来そうなもんだ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼らは、失敗してこっちへ戻ってくるともうすっかり気力がなくなってね、そのうえにあの世界でいろいろな邪悪まって、それを洗いおとすために、それはそれはひどい苦しみをくりかえすのだ。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
古典としての匂いが光被して、や、脂気を変じて、人に迫る力としていることも、否まれない。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)