トップ
>
灰
>
あく
ふりがな文庫
“
灰
(
あく
)” の例文
灰
(
あく
)
の
抜
(
ぬ
)
けた恋慕流しの
咽喉
(
のど
)
から察するに、相当その道に苦労して、女という女を見事征服してきたに相違ない——。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
腹だけが大きくふくれて、眼のギョロッとした子供が、炉の中の
灰
(
あく
)
を手づかみにして、口へ持って行っていた。
不在地主
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
赤羽橋の
袂
(
たもと
)
から引立てゝ來た女乞食は、奉行所の
端女
(
はしため
)
の手で、見事に
灰
(
あく
)
洗ひにされました。
銭形平次捕物控:013 美女を洗ひ出す
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
まだ生きていられますか、というのがハッキリ聞えて来たから、
冗談
(
じょうだん
)
にしては
灰
(
あく
)
が強すぎる。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
洗ひましたよ、一人々々
灰
(
あく
)
洗ひにして、
蔭干
(
かげぼ
)
しにしてゐると、いつもの三輪の萬七親分が飛んで來て、手一杯に掻き廻した上、五丁目の尺八の師匠、竹童とかいふ鼻の下の長げえのを
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
お美代は、出入りの
鳶
(
とび
)
の
頭
(
かしら
)
の口ききで、
草加
(
そうか
)
のほうから来ている女であったが、すっかり江戸の水に洗われて、
灰
(
あく
)
ぬけしてきていた。膚の白い、ぽっちゃりした、眼の涼しい娘だった。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「爺つぁん、あんまり
灰
(
あく
)
の強い
悪戯
(
わるさ
)
はしないがいいぜ」
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“灰”の意味
《名詞》
(はい) 物が燃え尽きたあとに残る粉末。
火山が噴火した際に排出する粒子状の岩石。火山灰。
(出典:Wiktionary)
“灰”の解説
灰(はい)は、草や木、動物などを燃やしたあとに残る物質。
(出典:Wikipedia)
灰
常用漢字
小6
部首:⽕
6画
“灰”を含む語句
灰色
熱灰
灰燼
降灰
灰汁
灰吹
石灰
灰白
灰白色
火山灰
凝灰岩
乱離骨灰
濃灰色
死灰
灰皿
灰塵
懐炉灰
銀灰色
屍灰
灰汁抜
...