“銀灰色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんかいしょく50.0%
ぎんくわいしよく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸のもの音が、去った夏の夕べの蚊柱かばしらのように、かすかに耳にこもるきり、大川の水は、銀灰色ぎんかいしょくに濁って、洋々と岸を洗っています。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
川上の上は一面に銀灰色ぎんかいしょくもやで閉じられて、その中から幅の広い水の流れがややにごってせ下っていた。堤のくずれに板の段をおぎなって、そこから桃畑に下りられるようになっている。
桃のある風景 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ああ下界は銀灰色ぎんくわいしよくに輝く太古の動物の背にも似て
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
銀灰色ぎんくわいしよくの空、冷たい空
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)