“灰汁抜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あくぬ75.0%
あくぬけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西向きの二階の部屋へやには、金兵衛が先代の遺物と見えて、美濃派の俳人らの寄せ書きが灰汁抜あくぬけのした表装にして壁に掛けてある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お雪ちゃんは、その瞬間の印象では、この辺で、ちょっと灰汁抜あくぬけのしたイナセな兄さんだと認めると共に、どうもどこかで見たような男だと感じました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
年齢としは廿一でクッキリと灰汁抜あくぬけい女で
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)