あく)” の例文
この友は木曾山中の妻籠つまご驛に生れて、其のすぐれたる詩想とそのやさしく美しき胸とは、曾てわれをして更に木曾の山水にあくがれしめたるもの、今しも共にその山水に對して、詩を談し
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
あくがれわたる窓近く小鳥轉じてまぎれむと
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
幾たびかあくがれかはる
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)