“下立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おりた81.8%
おりたち9.1%
オリタ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜陰に轟(とどろ)く車ありて、一散に飛(とば)し来(きた)りけるが、焼場(やけば)の際(きは)に止(とどま)りて、翩(ひらり)と下立(おりた)ちし人は、直(ただ)ちに鰐淵が跡の前に尋ね行きて歩(あゆみ)を住(とど)めたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
見て扨は渠等(かれら)色事(いろごと)ならん究竟(くつきやう)の事なりと彼の開戸(ひらきど)の處へ行(ゆき)外(そと)よりほと/\叩(たゝ)きけるに中にはお竹(たけ)庭に下立(おりたち)何かお忘れ物に候やと小聲(こごゑ)に言(い)ひながら何心なく戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
蔵王山の行者が、峰の精進(ショウジ)をすましての第一の下立(オリタ)ちが、此高湯だとすれば、麓の解禁場(トシミバ)が上(カミ)ノ山に当るわけである。其ほど繁昌して居て、亦年久しい湯治場だろうのに、未に新開地らしい所がある。
山の湯雑記 (新字新仮名) / 折口信夫(著)