“色事”の読み方と例文
読み方割合
いろごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳三郎もはじめは旅先のいたずらにすぎない色事いろごとで、その女を連れ出して逃げるほどの執心もなかったのであるが、かれにこまれたが最後
半七捕物帳:30 あま酒売 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「大きく出やがつたな、年中空つ尻のお前が入山形いりやまがたに二つ星の太夫と色事いろごとの出來るわけはねえ、それとも大名のお姫樣のうんと物好きなのかな」
見て扨は渠等かれら色事いろごとならん究竟くつきやうの事なりと彼の開戸ひらきどの處へゆきそとよりほと/\たゝきけるに中にはおたけ庭に下立おりたち何かお忘れ物に候やと小聲こごゑひながら何心なく戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)