“へいとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弊竇40.0%
平等20.0%
屏東10.0%
幣竇10.0%
平頭10.0%
駢頭10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今代芸術きんだいげいじゅつの一大弊竇へいとうは、いわゆる文明の潮流が、いたずらに芸術の士を駆って、拘々くくとして随処に齷齪あくそくたらしむるにある。裸体画はその好例であろう。都会に芸妓げいぎと云うものがある。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
愛と自由と平等へいとう
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
その夜のうちにフィリピンのマルチン爆撃機は、やみのバシー海峡を飛びこえて、わが台湾屏東へいとう飛行第八聯隊れんたいの根拠地を夜襲したのである。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
方今物質文明の異常なる発展に伴い、これが幣竇へいとうもまた顕著なるものあり、ひいて国民思想の動揺を来し、人心ややもすれば中正を
思想と風俗 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
書を裁した茶山は五十九歳、書を得た信階は六十三歳、文中に見えてゐる蘭軒は平頭へいとう三十であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
神歌が古来の神がかりの方式を遵奉じゅんぽうして、厳格なる対句ついく駢頭へいとうの表現を守っていなかったら、今頃は或いはニルヤと儀来とは、全く別の世界というような解説が生まれていたかもしれない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)