トップ
>
弊竇
ふりがな文庫
“弊竇”の読み方と例文
読み方
割合
へいとう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へいとう
(逆引き)
故に最も公平に、最も精密に、その弊害の性質・分量を比較したならば、少数の政治の方あるいは遙かに多数政治を凌駕して
弊竇
(
へいとう
)
の著しきものがあるだろうと思う。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
今代芸術
(
きんだいげいじゅつ
)
の一大
弊竇
(
へいとう
)
は、いわゆる文明の潮流が、いたずらに芸術の士を駆って、
拘々
(
くく
)
として随処に
齷齪
(
あくそく
)
たらしむるにある。裸体画はその好例であろう。都会に
芸妓
(
げいぎ
)
と云うものがある。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
未だ新声の美を味ひ功を収めざるに
先
(
さきだ
)
ちて、早くその
弊竇
(
へいとう
)
に
戦慄
(
せんりつ
)
するものは誰ぞ。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
弊竇(へいとう)の例文をもっと
(4作品)
見る
“弊竇”の意味
《名詞》
弊害となるような点。欠点。
(出典:Wiktionary)
弊
常用漢字
中学
部首:⼶
15画
竇
漢検1級
部首:⽳
20画
“弊”で始まる語句
弊
弊風
弊履
弊害
弊私的里
弊衣
弊悪
弊事
弊政
弊室
“弊竇”のふりがなが多い著者
吉野作造
上田敏
夏目漱石