平等へいとう)” の例文
副馬ふくば平等へいとうな駆歩を蹈んで橇の脇を進んで行く。高く縛り上げた馬の尾が金物で飾つた繋駕具けいかぐの上の方に見えてゐる。平坦な道が自分で橇の下を背後うしろへ滑つて逃げるやうに見える。
愛と自由と平等へいとう
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)