“副馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そえうま75.0%
ふくば25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
副馬そえうまには、いつも、浅月あさずきを曳いて参るが、いつぞや、馬場で少し脚をいためたらしい故、他の馬に、鞍の用意をいたして置くように』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして三十分後には、りっぱな副馬そえうまをつけて大駆けに同じ所を通っていた。御者だと自ら言ってる馬丁は、馬車のながえの上に乗っていた。
副馬ふくば平等へいとうな駆歩を蹈んで橇の脇を進んで行く。高く縛り上げた馬の尾が金物で飾つた繋駕具けいかぐの上の方に見えてゐる。平坦な道が自分で橇の下を背後うしろへ滑つて逃げるやうに見える。