“副木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そえぎ80.0%
ふくぼく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去定はすばやく手当を済ませ、裸の男が板切れを持って来ると、登に晒木綿さらしを裂かせて、二人の折れた腕に副木そえぎを当ててやった。
右足は膝ぎりしかなくて、そこに、木の副木そえぎをあてていた。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
足のさきから腰まで樋のような副木ふくぼくにからみつけられている、多分その片脚は切断しなければなるまい、それが福地だった。大腿の貫通銃創だ。
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)