“三平等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミヒラ33.3%
みひら33.3%
ヒミラ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火の神と言ふ名は、高級巫女の住んでゐる神社類似の家、即、聞得大君御殿チフイヂンオドン三平等ミヒラの「大阿母ウフアムしられ」の殿内トヌチでは、お火鉢の御前オマヘと言ふ事になつて居た。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三山の遺臣はなお三平等みひら(三ツの行政区画)に割拠して調和しなかったのであります。語を換えて言えば、政治的に統一された沖縄はまだ宗教的(すなわち精神的)に統一されなかったのであります。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
大阿母志良礼は首里三平等ヒミラの大巫や、王の乳母の称号となつてゐた。美御前ミオマヘの大あむしられと言ふのが、乳母である。宮中の女官にあむしられの称を伝へるものが多い。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)