三平等ミヒラ)” の例文
火の神と言ふ名は、高級巫女の住んでゐる神社類似の家、即、聞得大君御殿チフイヂンオドン三平等ミヒラの「大阿母ウフアムしられ」の殿内トヌチでは、お火鉢の御前オマヘと言ふ事になつて居た。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
毎年十二月、君々キミ/″\御玉改めと言ふ事があつて、三平等ミヒラ大阿母ウフアムしられの玉かわら(巫女のつける勾玉)を調べたよし、由来記に見えてゐる。又、キミに三十三人あつた事は、女官御双紙に出てゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)