“貴族”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きぞく70.6%
モンセーニュール5.9%
アリストクラット5.9%
エミグレ5.9%
ユンケル5.9%
ロウド5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、にぎやかなまちなかあるいて、それを貴族きぞくったり、金持かねもちに莫大ばくだいかねりつけたり、また商人しょうにんゆずったりしたのであります。
汽船の中の父と子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「三人姉妹でしょ。三つの階級があるのさ。上のお姉さまは、貴族アリストクラットよ。新子姉さまは平民で、あたしは芸術家ボヒーミアンよ。」
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
フランス貴族といつても本物とまがひとあることをわきまへてもらひたいものだ。一つはわれ/\のやうな由緒ある正銘の貴族エミグレだが、一つはナポレオンがむやみに製造した田舎いなか貴族だ。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
北部独逸の独逸貴族ユンケルの家系にはいくらでも居り、また脳水腫患者には生き写しというのがよくいて、ダングリソンの医学では、「ナポレオン面貌ファシイス」といって
フランス伯N・B (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
馬が人よりも神さまよりも巾をきかすべく貴族ロウドたちの名において約束された日である。