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貴族
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きぞく
ふりがな文庫
“
貴族
(
きぞく
)” の例文
そして、にぎやかな
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
歩
(
ある
)
いて、それを
貴族
(
きぞく
)
に
売
(
う
)
ったり、
金持
(
かねも
)
ちに
莫大
(
ばくだい
)
な
金
(
かね
)
で
売
(
う
)
りつけたり、また
商人
(
しょうにん
)
に
譲
(
ゆず
)
ったりしたのであります。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ところで、
貴族
(
きぞく
)
のお
屋敷
(
やしき
)
にいるニワトリともなれば、こうまんちきで、ひとから、からかわれでもすると、たいへんです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
むかしは
貴族
(
きぞく
)
の家の長子に生まれると
福分
(
ふくぶん
)
を一人じめにすることができたが、今日の
労働者
(
ろうどうしゃ
)
の家庭では、
総領
(
そうりょう
)
はいちばん重い
責任
(
せきにん
)
をしょわされる。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
山脈
(
さんみゃく
)
は
若
(
わか
)
い
白熊
(
しろくま
)
の
貴族
(
きぞく
)
の
屍体
(
したい
)
のようにしずかに白く
横
(
よこ
)
たわり、遠くの遠くを、ひるまの風のなごりがヒュウと
鳴
(
な
)
って通りました。それでもじつにしずかです。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
しかしこゝでちょっと
申
(
まを
)
して
置
(
お
)
くことは、かういふお
寺
(
てら
)
の
建築
(
けんちく
)
が
支那
(
しな
)
朝鮮
(
ちようせん
)
から
傳
(
つた
)
はり、
天皇
(
てんのう
)
の
御殿
(
ごてん
)
や
貴族
(
きぞく
)
の
家屋
(
かおく
)
もさういふふうに
作
(
つく
)
られるようになりましたが
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
さうして
皆
(
みな
)
さんも
知
(
し
)
つてゐる
鎌倉時代
(
かまくらじだい
)
に
近
(
ちか
)
くなると、
京都
(
きようと
)
の
貴族
(
きぞく
)
たちの
歌
(
うた
)
が、
目
(
め
)
に
立
(
た
)
つて
變
(
かは
)
つて
來
(
き
)
ました。それは、
新古今集
(
しんこきんしゆう
)
といふ
歌集
(
かしゆう
)
を
見
(
み
)
ればよくわかることです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此時
貴族
(
きぞく
)
の
落人
(
おちうど
)
などの此秋山に
隠
(
かく
)
れしならんか。
里俗
(
りぞく
)
の
伝
(
つた
)
へに平氏といへるもよしあるに
似
(
に
)
たり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そうして、王子は、
家来
(
けらい
)
たちに、その金の上ぐつを持たせて、王女たちから
貴族
(
きぞく
)
のお姫さまたち、それから御殿じゅう、のこらずの足をためさせてみましたが、みんなだめでした。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
それを元手に遊んで暮らすことを考えた。元
貴族
(
きぞく
)
にも似合わない利口ものだった。日東映画会社の社長と知りあいなのを幸いに、映画界へ首を突っこんで来た。高級映画ゴロであった。
月と手袋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
いばりやで
見
(
み
)
え
坊
(
ぼう
)
で、世界一大金持のようにおもい上がって、ほかの商人たちのなかまを
見下
(
みくだ
)
しながら、
侯爵
(
こうしゃく
)
とか
伯爵
(
はくしゃく
)
とか
貴族
(
きぞく
)
のやしきによばれて、ぶとう会やお茶の会のなかまになることを
ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)
(新字新仮名)
/
ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ
(著)
露國
(
ロコク
)
は
政治上
(
せいぢぜう
)
に
立
(
たち
)
て
世界
(
せかい
)
に
雄視
(
ゆうし
)
すと
雖
(
いへど
)
もその
版圖
(
はんと
)
の
彊大
(
きようだい
)
にして
軍備
(
ぐんび
)
の
充實
(
じゆうじつ
)
せる
丈
(
だけ
)
に、
民人
(
みんじん
)
の
幸福
(
こうふく
)
は
饒
(
ゆたか
)
ならず、
貴族
(
きぞく
)
と
小民
(
せうみん
)
との
間
(
あいだ
)
に
鐵柵
(
てつさく
)
の
設
(
もう
)
けらるゝありて、
自
(
おのづ
)
からに
平等
(
びようどう
)
を
苦叫
(
くけう
)
する
平民
(
へいみん
)
の
聲
(
こゑ
)
を
起
(
おこ
)
し
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
「
俄
(
にわ
)
か
貴族
(
きぞく
)
」は二通りも入っている。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
王
(
おう
)
さまや、
坊
(
ぼう
)
さんや、
貴族
(
きぞく
)
や、
商人
(
しょうにん
)
などが
建
(
た
)
てるものは、ごくわずかの
年月
(
としつき
)
しか、つづかないものだと思います。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
サンドリヨンは、顔が美しいように、心のやさしいむすめでしたから、ふたりのきょうだいをも、お城へ引きとってやって、ご婚礼のその日に、やはり、ふたりの
貴族
(
きぞく
)
にめあわせることにしました。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
“貴族”の意味
《名詞》
貴 族(きぞく)
家柄や身分などが貴(たか)く、特権を持つ者や一族。
(出典:Wiktionary)
“貴族”の解説
貴族(きぞく)は、特権を備えた名誉や称号を持ち、それゆえに他の社会階級の人々と明確に区別された社会階層に属する集団。
(出典:Wikipedia)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
族
常用漢字
小3
部首:⽅
11画
“貴族”で始まる語句
貴族鼠
貴族的
貴族主義
貴族学校
貴族出士官