“平民”の読み方と例文
読み方割合
へいみん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、わたしはごめんだね。役人(やくにん)にはなりたくないし、役人(やくにん)で出世(しゅっせ)したいなど、一どもかんがえたことはない。わたしは平民(へいみん)、ただの国民(こくみん)でいいのだ。」
平民(へいみん)かと問(と)へば何(ど)うござんしようかと答(こた)ふ、そんなら華族(くわぞく)と笑(わら)ひながら聞(き)くに、まあ左樣(さう)おもふて居(ゐ)て下(くだ)され、お華族(くわぞく)の姫樣(ひいさま)が手(て)づからのお酌(しやく)、かたじけなく御受(おう)けなされとて波々(なみ/\)とつぐに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
臺所(だいどころ)から縁側(えんがは)に出(で)て仰山(ぎやうさん)に覗(のぞ)き込(こ)む細君(さいくん)を「これ平民(へいみん)の子(こ)はそれだから困(こま)る……食(た)べものではないよ。」とたしなめて「何(ど)うだい。」と、裸體(らたい)の音曲師(おんぎよくし)、歌劇(オペラ)の唄(うた)ひ子(こ)と言(い)ふのを振(ふ)つて見(み)せて
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)