“国民”のいろいろな読み方と例文
旧字:國民
読み方割合
くにたみ77.8%
こくみん22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかのみならず、親鸞を養い、子を育てている。もっと大きくいえば、このもと国民くにたみを、この汗とこの苗の功徳をもって養うているのじゃ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現実にはなにものをももたらしはしない、……われわれが死を決するところはそれとは違う、大義を顕彰するということはわれわれ自身の問題ではなく、この国民くにたみぜんぶの系体に関するのだ
菊屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それには、国民こくみんが、もっとものしりにならなければならない。そうだ、国民こくみん教育きょういくしなければだめだ。よし、わたしは、その教育者きょういくしゃになろう。
ぼくちいさかったときには、ごんごろがねをずいぶんおおきいものとおもっていた。しかし国民こくみんねんにもうじきなろうという現在げんざいでは、それほどおおきいとはおもわない。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)