“島々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しましま47.1%
しまじま29.4%
しま/″\17.6%
しま/\5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広河内の土地のありさまは、中央日本アルプスの聖境、上高地の中、島々しましま方面から徳本とくごう峠を下り切った地点に、よく似ている。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
松本駅からすぐ島々しまじま行の電車に乗り換えて、京野等志は、大体地図で見当をつけておいたとおり、大庭という停留所で降りた。
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)
そして三千年さんぜんねん五千年ごせんねんまへから日本につぽん島々しま/″\には人間にんげんんでゐて、石器時代せつきじだい文明ぶんめいながくつゞけてゐたといふことがわかつてたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
島々しま/\と云ふ町の宿屋へ着いたのは、午過ぎ——もう夕方に近い頃であつた。宿屋のあがかまちには、三十恰好がつこうの浴衣の男が、青竹の笛を鳴らしてゐた。
槍ヶ岳紀行 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)