“しましま”の漢字の書き方と例文
語句割合
島々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松本から島々しましままでの電車でも時々降るかと思うとまたれたりしていた。行手の連峰は雨雲の底面でことごとくその頂を切り取られて、山々はただ一面に藍灰色らんかいしょく帷帳とばりを垂れたように見えている。
雨の上高地 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
二十日 松本市より島々しましままで馬車、島々谷を溯り、徳本とくごう峠をえ、上高地温泉に一泊。
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
その時島々しましまで穂高へ登ったらよかろうといわれたのですが、そんな名も知らない山へ登ったところがしようがないというのでとうとう登らなかったのは今から考えると甚だ残念です。
木曾御岳の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)