車夫二人に引かせて人力で藤沢へ行った結果、私は大きな淡水産の螺(Melnia)の美事な「種」を壺に一杯集めることが出来た。
この、気のめいるような食事の後で、私は助手を従えて、海岸と町の海堤とに添うて採集に行き、下僕二人は町の背後の丘へ、陸産の螺をさがしにつかわした。
ある場所で我々は絶壁の下で太陽が照りつけるのもかまわず、陸産の螺をさがす為に上陸し、そして短い間に、我々がそれ迄に採集したことのない新種を八つ見つけた。
“螺(ツブ)”の解説
ツブ(螺)はさまざまな定義があるが、狭義ではエゾバイ科のエゾボラ属及びエゾバイ属に属する巻貝の総称であり、広義にはフジツガイ科のアヤボラなどを含めることもある。以上のように特定の種や分類群を指すわけではなく、「ツブ」や「ツブガイ」という標準和名の貝もない。ツブ貝、つぶ貝とも言い、古名としてはツビ、ツミなどがある。これらの貝類は唾液腺にテトラミンと言う毒素を持つ種類があり、該当部位を正しく除去せず食べると食中毒を発症することもある。
なお最広義にはさらに広く、北海道では「ツブ漁業」という場合にはアワビやサザエを除く巻貝漁業の総称をいう。淡水産のタニシも「田ツブ」ということがある。
(出典:Wikipedia)
なお最広義にはさらに広く、北海道では「ツブ漁業」という場合にはアワビやサザエを除く巻貝漁業の総称をいう。淡水産のタニシも「田ツブ」ということがある。
(出典:Wikipedia)