“大法螺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぼら75.0%
おほぼら15.0%
おほばら5.0%
だいほうら5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう大法螺おおぼらをふいたり、軍功のある者だなどといつわって、自称豪傑や、自任官職のやからが横行する由を、お聞きになられたからである。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちに公儀から召出されて公方くばう樣の糸脈を引くんだなんて大法螺おほぼらを吹いてゐるところをみると、あんまり信用のできる醫者ぢやありませんね。
持崩して東海坊のところに轉げ込んだが、東海坊の出鱈目でたらめ大法螺おほばらに愛想を盡かして近いうちに飛出すつもりだつたよ
大法鼓だいほうこを鳴らし、大法螺だいほうらを吹き、大法幢だいほうとうてて王城の鬼門をまもりしむかしは知らず、中堂に仏眠りて天蓋てんがい蜘蛛くもの糸引く古伽藍ふるがらんを、いまさらのように桓武かんむ天皇の御宇ぎょうから堀り起して、無用の詮議せんぎ
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)