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西風
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にし
ふりがな文庫
“
西風
(
にし
)” の例文
どうも今朝五時頃に裾野に靡いていた雲で見ると私は
東南風
(
ならい
)
らしいと見たがという人が居ると、イヤ、あれは確かに
西風
(
にし
)
だ
みなかみ紀行
(新字新仮名)
/
若山牧水
(著)
「でも、親分、首っ縊りのブラ下がったのはちょうど橋の真ん中ですぜ。
東風
(
ひがし
)
が吹けば死骸の
裾
(
すそ
)
が
武蔵
(
むさし
)
へ入るし、
西風
(
にし
)
が吹けば
鬢
(
びん
)
のほつれ毛が、
下総
(
しもうさ
)
へなびく」
銭形平次捕物控:067 欄干の死骸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
韃靼海
西風
(
にし
)
吹きあげて立つ雨の色まつしろし潮さゐのうへ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
倭
(
やまと
)
方
(
へ
)
に
西風
(
にし
)
吹き
上
(
あ
)
げて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
この西伊豆の海岸は、
西風
(
にし
)
の吹き出す秋口から冬にかけてよく荒れがちであるのだそうだが、終に今日もその例に漏れぬ事となったのである。
みなかみ紀行
(新字新仮名)
/
若山牧水
(著)
▼ もっと見る
西風
(
にし
)
吹きて春も浅きか立つ波の潮見
清
(
さや
)
けみ石廊崎見ゆ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日毎に微かな
西風
(
にし
)
が吹いて、沖一帯にしら/″\と小さな波が立つてゐる。
岬の端
(新字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
“西風”の意味
《名詞》
西 風(せいふう、にしかぜ)
西からの風。
(せいふう)秋風。
(出典:Wiktionary)
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“西風”で始まる語句
西風戦
西風大明神
西風吹送野望清