“執念深”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうねんぶか61.5%
しふねんぶか23.1%
しゅうねんぶけ7.7%
しふねんぶけ3.8%
しゆうねんぶか3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから橋を渡り、暗い公園を脱け、この山下町やましたちょうりこんで来ても、この執念深しゅうねんぶかい尾行者たちは一向退散の模様がないのである。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大膽な執念深しふねんぶかい、傲然がうぜんとした一個の紳士が、何だか、自分の雇人の中でも一番いやしいものに左右せられてゐるやうに思はれるのだ。
あとで、はい、理右衛門爺りえむじいさまもそういっけえ、この年になるまで、昨夜ゆうべぐれえ執念深しゅうねんぶけえあやかしのいた事はねえだって。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それもえゝがけえるだのへびだのがてね、けえるはなんだがへびがなんぼにもいやではあ、ぼうけてとほくのはうげてても、執念深しふねんぶけえつちのかまたぞよ/\およいで
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まだ執念深しゆうねんぶか鐵車てつしや四邊あたり徘徊はいくわいしてるのは、二十とうばかり雄獅子をじゝと、三頭さんとう巨大きよだいなる猛狒ゴリラとのみであつた。