執念深しゅうねんぶけ)” の例文
あとで、はい、理右衛門爺りえむじいさまもそういっけえ、この年になるまで、昨夜ゆうべぐれえ執念深しゅうねんぶけえあやかしのいた事はねえだって。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
是がうもなんと二十六年祟ったからねえ、執念深しゅうねんぶけ阿魔あまも有るもので、此のめえすけと書いてあるが、是は何う云う訳か累の子だと云うが、子でねえてねえ、助と云うのは先代の與右衞門の子で
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甚「ふうん執念深しゅうねんぶけえ女だな、成程ふうん」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)