“しゅうねんぶか”の漢字の書き方と例文
語句割合
執念深100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも執念深しゅうねんぶか皇子おうじだといいますから、おひめさまは、はやくこのまちからって、あちらのとおしまへおげになったほうが、よろしゅうございましょう。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と云うのは河に落ちた彼が、ねずみのようになったまま、向うの汀へ這い上ったと思うと、執念深しゅうねんぶかくもう一度その幅の広い流れの上を飛び越えようとしたからであった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
へびのごとく執念深しゅうねんぶかいやつだから、いつどんなところから飛びだして暴行を加えるかもしれない。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)