“草実”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさのみ50.0%
そうじつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、四季の題目にて花木かぼく花草かそう木実このみ草実くさのみ等はその花実かじつもっとも多き時をもつて季と為すべし。藤花、牡丹ぼたんは春晩夏初を以て開く故に春晩夏初を以て季と為すべし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
新芽の緑を反射しているとう網代あじろのひいやりとしたのを足袋たびの底に蹈みながら、家じゅうにきしめてあるらしいほのかな草実そうじつの匂いをいだ。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)