“火葬場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やきば54.5%
かそうば27.3%
かそうじょう9.1%
くわさうぢやう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長病ながわずらいの少年が——火葬場やきばくすりまでもらおうというものが、この夜寒に、——しかも重い病人に、荷物をもたせて、綿のはいったものもきせずに——
そのわずか五丁もの道の間には、火葬場かそうばや大根畑や、墓やすぎの森を突切つっきらない事には、大変なまわり道になるので、私達は引越しの代を倹約けんやくするためにも
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
金色きんいろにかがやく、かんせた自動車じどうしゃは、ぬかるみのみちをいくたびか、みぎひだりにおどりながら、火葬場かそうじょうほうへとはしったのです。
町の真理 (新字新仮名) / 小川未明(著)
式が済むと、円太郎馬車は送られて火葬場くわさうぢやうへ往つた。二里余りの道中を絹帽シルクハツトかむつた会葬者はぞろぞろと続いた。