“悋氣”の読み方と例文
新字:悋気
読み方割合
りんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きに病氣びやうきとばかりおもひぬれば、よしらうかぎりもなくいたましくて、醫者いしやにかゝれの、くすりめのと悋氣りんきわすれて此事このことこゝろつくしぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何をまあ、あなたといふ人は、子供にまで悋氣りんきをやいて。いゝから幾らでもこんな亂暴をなさい。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
後家のお光にまよひし故口走りたることならんと立たり居たり狂氣きやうきの如く悋氣りんきまじりにさわぐにぞ忠兵衞は更にいきたる心地もなく成事なることやと夜の目もあはさずはや翌日にも成りければ止事やむこと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)