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臨機
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りんき
ふりがな文庫
“
臨機
(
りんき
)” の例文
幸
(
さいはひ
)
に
最初
(
さいしよ
)
の
一瞬間
(
いつしゆんかん
)
に
於
(
おい
)
て、
非常
(
ひじよう
)
の
地震
(
ぢしん
)
なるか
否
(
いな
)
かの
判斷
(
はんだん
)
がついたならば、
其判斷
(
そのはんだん
)
の
結果
(
けつか
)
によつて
臨機
(
りんき
)
の
處置
(
しよち
)
をなすべきである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
承まはらん
併
(
しか
)
し返答に何と致して宜しかる
可
(
べき
)
やと云に伊賀亮打笑ひ未だ對面もせぬ先に返答の
差※
(
さしづ
)
は出來ず夫こそ
臨機
(
りんき
)
應變
(
おうへん
)
と云者なり向ふの口上に因て
即答
(
そくたふ
)
あるべきなり口上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼
(
か
)
の下ノ関
砲撃事件
(
ほうげきじけん
)
のごときも、各公使が
臨機
(
りんき
)
の
計
(
はから
)
いにして、深き考ありしに非ず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
彼を囲んだ兵は、伊勢の家中の士ではなく、土豪の兵だったので、
臨機
(
りんき
)
にそういったのであった。勝恵上人が、この地方で、よく土民の尊敬をうけていることを知っていたからである。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
假
(
かり
)
に
地震豫報
(
ぢしんよほう
)
が
天氣豫報
(
てんきよほう
)
の
程度
(
ていど
)
に
達
(
たつ
)
しても、
雨天
(
うてん
)
に
於
(
おい
)
ては
雨着
(
あまぎ
)
や
傘
(
かさ
)
を
要
(
よう
)
するように、
又
(
また
)
暴風
(
ぼうふう
)
に
對
(
たい
)
しては
海上
(
かいじよう
)
の
警戒
(
けいかい
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
農作物
(
のうさくぶつ
)
、
家屋
(
かおく
)
等
(
とう
)
に
對
(
たい
)
しても
臨機
(
りんき
)
の
處置
(
しよち
)
が
入用
(
にゆうよう
)
であらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“臨機”の意味
《名詞》
さまざまな時や場面に臨み、その状況に応じること。
(出典:Wiktionary)
臨
常用漢字
小6
部首:⾂
18画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
“臨機”で始まる語句
臨機応変
臨機應變
臨機神速